鎮座地 大分県宇佐市南宇佐2859

御祭神
一之御殿 八幡大神(応神天皇) 二之御殿 比売大神(多岐津姫命、市杵嶋姫命、多紀理姫命) 三之御殿 神功皇后
一口メモ

境内は国の史跡に指定されています。
境内は広大で多くの摂社や末社が鎮座し、緑豊かな神社です。普通の神社と違い、鳥居には額束がなく御神殿には注連縄が飾られておらず、拝礼も普通の神社と異なり二排四拍手一排を作法としています。
宇佐神宮は、神輿の発祥地でありまた神仏集合の発祥地と云われており、明治時代に廃寺となった境内にある弥勒寺跡に向かって両手をあわせ般若心経を唱えたある一組のご夫婦と思われる方がおられました。

寄藻川に架かる神橋(しんきょう)

大鳥居

手水舎

宇佐神宮社叢(国指定天然記念物) 上宮がある御山は亀山また小椋山と称し、森の大部分はイチイガシ、クスノキを優占種とする常緑広葉樹林でほぼ自然の状態で残されている。
上宮

西大門(さいだいもん)県有形文化財 桃山文化の華麗な唐破風をした門で宇佐神宮を代表する構造物の一つ。

本殿

国宝。一之御殿 725年に八幡大神(応神天皇)が祀られた。国家を守る力があるとされる。

国宝。二之御殿 731年に比売大神(多岐津姫命・市杵島姫命・多紀理姫命)が祀られた。社会を守る力があるとされる。

国宝。三之御殿。823年に応神天皇の母である神功皇后が祀られた。家庭を守る力があるとされる、
下宮
御祭神は上宮とおなじで、弘仁年間(810~824)嵯峨天皇の勅願により創建と云われ、御祭神は上宮と同じ。御炊殿(みけでん)といい、神へ捧げる食事を調理する場でもあった。農業と関係が深いと云われる。近くにかって占いの際に使われていた兆竹(さましだけ)がはえている。
狛犬






摂社・末社

黒男神社
御祭神は景行天皇から仁徳天皇までの五代の天皇に240余年仕えたと伝えられる武内宿禰(たけのうちすくね)

亀山神社。御祭神は大山積命。上宮のある小椋山(別名:亀山)の山神

若宮神社。御祭神は仁徳天皇と4人の皇子。

八坂神社
御祭神は須佐之男命、毎年2月13日に行われる鎮疫祭は僧侶が参加する神仏集合の祭礼。

弥勒寺跡。
738年に建立された神仏集合文化発祥のお寺の跡。国東半島の六郷満山文化に大きな影響を与えた。明治時代の神仏分離により廃寺になった。

願掛け地蔵

呉橋(くれはし)。県有形文化財。西参道途中にある檜皮葺きで唐破風をした屋根に覆われた橋。かっては弥勒寺の仁王門につづく橋であった。10年に一度の勅使祭のときだけ扉が開かれる。鎌倉時代以前からあり、呉の国の人が架けたとも云われる。

宝物館。手前の池は初沢池で京都の広沢の池、奈良の猿沢の池とともに日本三沢の一つと云われ夏には原始ハスが咲く。

菱形池

能楽殿に続く菱形池に架かる橋

能楽殿

絵馬堂

頓宮。夏越祭の時に、神は神輿にのり、別荘である頓頓宮へ2泊3日の間滞在する。