名島弁財天 宗栄寺
鎮座地 福岡市東区名島1-25-1
弁財天は前回紹介しました「名島神社」に祀られていた
が、明治元年の神仏分離令により名島神社に隣接す
るこの宗栄寺に祭られるようになりました 。
本尊 弁財天
びわを弾く弁財天石像
弁財天は、サラスパテイーの河を神格化したもので、
初めは土地豊饒の農業神として尊崇されていたが
清流の水音から歌詠音楽を掌る女神として弁才を有
し仏法を守護し寿命増益・怨敵退散・財宝満足の利益
を施す神といわれるようになりました。我国では白蛇を
その使者とし七福神の唯一つの女神として尊崇されて
います。
由緒書板
拝殿
参道 正面が拝殿
鳥居 額束
狛犬 阿形 狛犬 吽形
宗栄寺
天台宗
本尊 薬師瑠璃光如来
別本尊 弁財天
本堂
薬師堂
名島神社で弁財天が祭祀されていた
御由緒
寛永15年(1638)2月21日、島原の乱で黒田藩の
岡田半左衛門利良とその子左右衛門正興が戦死。
利良の妻は尼になって向春院宗栄尼と号し、二人の
遺品を名島に地に収めたのが、当寺の起源です。
地蔵堂 地蔵尊
御由緒に記した宗栄尼が夫と子の遺品をこの地蔵尊の下
に埋めたといわれています。
正興地蔵とも親子地蔵ともいわれています。
三尊石仏
釈迦如来
文珠菩薩 普賢菩薩
弁財天正面鳥居の手前左側に祀ってある石仏。
中央 釈迦如来
左側 文珠菩薩
右側 普賢菩薩
境内神社
毘沙門天堂
三日恵比須神社