菅原神社
鎮座地 福岡市中央区警固3-13-1
警固町の住宅街にひっそりと佇んでいます。
童謡「とうりゃんせ」を思い出させる
小さな参道。「ここはどこの細道じゃ、
天神さまの細道じゃ・・・」
ご祭神 菅原道真
額束
ご由緒(神社説明板)
昔、此の辺りが海の入江であった頃、岸辺の砂浜には
鴫や磯の千鳥が群れ遊んでいたことでありませう。
この砂浜の何処かに管公のお舟が着いたものと思われ
ます。
延喜元年(901)2月1日追われるように都を旅立たれた
管公は博多の津に上陸され大宰府えと向かわれたのであ
ります。その道すがら旅の疲れをお休めになった所が当神
社のある辺りと里人達によって語り継がれ、俗に「田の中天
満宮」とも称され大切にされてきました。
元の社殿は永年の風霜に朽ち、僅かに石垣を残すのみで
ありましたが、再建の気運が興り多数の奉賀協賛を賜りここ
に完成を見たものであります。
階段の両側の石垣が風霜に耐え残っていたものであろうか
時は移り世は替わりましても公の学は燦として四海に輝き
徳は永しえに乾坤を照らすことでありましょう。
昭和60年10月26日
社殿はなく石の祠
歌碑・進藤一馬(1904-1992)
福岡市出身、衆議院議員、第25から28代福岡市長)
世を思い 燃えつくさんと
我がいのち
たぎりし 若き日 夢のごときも
歌碑・中牟田喜一郎(1915-2008)
福岡の老舗デパート岩田屋社長、会長
古の ゆかりの里に
咲く花の
色香は永久に 変らざりけり
歌碑
狭い境内ですが、緑に囲まれ、静かな落ち着く神社でした。