博多総鎮守
櫛田神社
鎮座地 福岡市博多区上川端町1番41号
JR博多駅よりバスで5分、徒歩15分。
ご朱印
御神紋
ご祭神 左殿 天照皇大神
中殿 大幡主大神
右殿 素盞鳴大神
拝殿内部
ご由緒
博多の総氏神様として最古の歴史を有し、中殿の大幡
主大神は孝謙天皇天平宝字元年(757)伊勢国櫛田神社
より奉 斎されたと伝えられている。右殿の素盞鳴大神 は
天慶4年(941)藤原純友が 乱を起こすや、追討使小野
好古は京都祇園社に神助を祈願し、戦勝奉賽のため勧
請したと云われているが、左殿の天照皇大神はあまりに
も古く奉祀はさだかではない。
爾来、源平合戦、蒙古襲来など屡々の兵火に罹り荒廃
しましたが、天正15年(1587)豊臣秀吉が博多復興にあ
たり社殿を建立し寄進されました。
蒙古碇石
弘安四年元の軍勢十万が博多港に
侵攻して全滅したとき、元の軍艦が
遺棄したと伝えられる。
(昭和33年3月福岡県文化財指定)
また、中世には鎮西探題、大友氏や北条氏、大内氏
など博多を支配した武家により尊崇されました。
博多の夏の風物詩、博多祇園山笠(重要無形民俗文
財)は、中世以来、祇園社に奉納される祇園会として執り
行なわれてきた祭礼で、七月十五日の午前四時五十九
分にクライマックスを迎える「追い山」はここからスタート
します。
手水石の側面に彫刻された
はっぴ、しめこみ姿のかき山姿
境内案内図
神社入口 額 束
楼門全景
楼門扁額 楼門より拝殿を望む
南神門 北神門
ユーモラスな南神門の狛犬
阿形 吽形
拝殿
拝殿上部の風神・雷神の木彫
雷神 風神
博多に暴風雨を起こそうと雷神が太鼓をたたいて風神を誘っているが
風神はアカンベーをして遁走している。
ユウモラスでカラットした博多つ子の気質を表しているといわれている
手水舎
御神馬
末社群
境内本殿裏には、かって博多の各
町内で祀られていた神社や石造物
が移設されている。
子安社
脇には明治23年(1890)、松尾芭蕉
の没後二百年祭を迎えるにあたり博多
の俳人有志が建立した花木大神(はな
のもとのおおかみ=芭蕉の神号)の碑
がある。
霊泉鶴の井戸
本殿地下から湧き出る霊泉
一口目は自分の不老長寿を
二口目は家族の不老長寿を
三口目は親族縁者の不老長寿を
心に念じて三口で御飲み下さい。
(説明書)
有名な力士が奉納した力石
(双葉山) (貴乃花)
楼門天井にある干支恵方盤
内側東西南北の方位、外側に十二支を
配し、恵方(えんぎのよい方向)を示して
いる。毎年大晦日に矢印を回転させ新し
く迎える年の方位を示す。
境内のぎなん(博多では銀杏をぎなんという)
参考図書
海鳥社 アクロス福岡文化誌6 福岡県の神社
メイツ出版 福岡歴史遊学の会 福岡歴史探訪ウオーキング
河出書房新社 西日本新聞社 各駅停車歴史散歩福岡県