鳥 飼 八 幡 宮
鎮座地 福岡市中央区今川2丁目1-17
古図(明治31年発行福岡県名所図録図絵)
旧来の社地は現在より南西、鳥飼村に
あったが、慶長年間(1596-1615)に
黒田長政が、当時まだ海辺であった現地
へ還したといわれる。
この古図の上部は海辺となっている。
御祭神 応神天皇 (厄除けの神)
神功皇后 (子安の神)
玉依姫命 (縁むすびの神)
ご朱印
神社の創建年代は不明ですが、草創を神功皇后との
由緒に求める縁起が伝えられています。
神功皇后が新羅より凱旋された際に、胎内の子供(後の
応神天皇)の将来をお祝いした鳥飼の地に社を建てたのが
始まりと言われています。
表参道(明治道路側) 裏参道(昔の表参道)
御神門
神門の参道側の狛犬
神門の本殿側の神将
拝殿 本殿(側面)
中殿に、神功皇后の御子で鳥飼村を訪れた後現在の宇美町で誕生された
と伝えられる第15代応神天皇。左殿に神功皇后。右殿に初代神武天皇の
母神、玉依姫命の三柱を祀っています。
また、金比羅宮(香川県)から大物主大神と第75代崇徳天皇が合祀されています。
狛犬 阿形 吽形
なでうし
病気、怪我など自分の体の部位と
「なでうし」の同じ部位をなでると病
気平癒の効果があるといわれている。
千年蘇鉄
樹齢千年を超える古木で、神功皇后の家臣
武内宿禰が、お腹の御子の無事な出産と
旅の安全を祈願した際に生えたと伝えられ
願い事を札に書いて蘇鉄の葉に下げると願い
が叶うと伝えられている。
不老水
境内に湧き出る御神水は武内宿禰が400
年生きたという伝説にちなみ「長寿」の水と
いわれている。
息吹の大銀杏
第二次世界大戦で焼夷弾の直撃を受け
焼け焦げたが、数年後新芽が息吹、今
では参道を黄色に染めるまでに成長して
いる。
神門の扁額 拝殿の扁額
境内末社
恵比須神社 天満神社
御祭神 八重事代主神(商売繁盛) 御祭神 菅原道真公(学業)
狭依姫神(美容) 倉稲魂命(農耕)
盬竃北辰神社 黒殿神社
御祭神 武甕主神(相撲) 御祭神 武内大臣(延命長寿)
経津主神(武芸上達) 鳥飼黒主(鳥飼氏始祖)
塩土翁神(料理)
天御中主神(教育)
福岡の副都心の大変交通量の多い中で、社叢は貴重な
都会の緑となり、境内には松、桜、銀杏、蘇鉄が自生し、
二十年ほど前まではふくろうが住んでいたといわれています。
鳥飼八幡宮の隣接地には
中野正剛の記念碑が建っています。