英彦山豊前坊
高 住 神 社
霊峰英彦山に鎮座する豊前豊後の総鎮守
鎮座地 福岡県田川郡添田町英彦山27
英彦山神宮銅の鳥居から500号線を
耶馬溪方面に5キロ程の地点に鎮座。
神社名が刻まれた岩
御祭神 豊日別命(とよびわけのみこと)
・・・豊前豊後の住民の守護神
天照大神(あまてらすおおかみ)
・・・日の神
天火明命(あめのほあかりのみこと)
・・・稲穂(農耕)の神
火須勢理命(ほすせりのみこと)
・・・鎮火の神
少名毘古那命(すくなびこなのみこと)
・・・祈祷医薬の神
御朱印
御由緒 社伝によると、御祭神は豊前・豊後の国の
守護神としてもと鷹巣山に祀られ、第二十六
代継体天皇の時代(約1500年前)藤原恒雄
により創建され、農業や牛馬・家内安全の神
として崇められた。
豊前坊天狗神としても有名で、欲深く奢りに
狂った人には天狗を飛ばせて子供をさらった
り、家に火をつけたりして慈悲の鉄槌を下し、
心正しく信仰する人には、家来の天狗を集め
て願いことを遂げさせ、その身を守ると伝えら
れている。 (高住神社説明書より)
英彦山神宮の摂社。
説明書き板
「彦山はおもしろき山 杉の山
天狗棲む山 むささびの山」 (吉井 勇)
彦山豊前坊は八天狗尊神の一人で九州の天狗群の
棟梁格で、霊力が抜群という天狗倒しでも有名。
八天狗尊神(一部)図
鞍馬山大僧正・愛宕山太郎坊・
伯耆大山清光坊・英山豊前坊・
白峯相模坊・比良山二郎坊・
熊野大峰菊丈坊・
高雄内供奉飯綱三郎
入口に立つ銅製の一の鳥居 蒼古とした石の二の鳥居
元禄10年(1698)建立
参道横に湧き出る今川水源
参道
鬱蒼とした木々に囲まれ
天狗伝説にふさわしい参道
天高くそびえる御神木 天狗杉
樹齢 推定850~900年 威厳を感じさせられる
【拝殿】
正面 扁額
明治まで豊前坊と呼ばれていた
拝殿内部 拝殿内部には天狗の面が
沢山飾られている
岩の中に入り込んだような本殿
本殿裏の天狗岩
木の幹が天狗の鼻に見える
境内社 豊前坊龍神
青銅の神牛
農耕と牛馬の安全の守護神
天保九年(1839)田川郡の
大庄屋六人によって寄贈された
手水舎 社務所風景
参拝したのは8月18日で、残暑厳しい時期でしたが、海抜
800メートル近い位置に鎮座されており、ひんやりと澄んだ
空気が感じられました。
社務所では神職さんから、詳しくお話を聞かせて頂き、大変印象
深い神社でした。
帰りに牛神をナデナデして参拝終了。