神 興 神 社
鎮座地 福津市大字津丸645-1
(福間東中学校 隣)
ご祭神 宗像三女神
多紀理姫命(たごりひめのみこと)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
多岐都姫命(たぎつひめのみこと)
御由緒 (神社・解説板)
神興神社は、往時よりこの地に御鎮座あり。
11部落即ち上西郷・下西郷・久末・津丸・手光・村山田・八並・本木・畦町・内殿・舎利蔵の住民により祭祀を斉行す。
宗像社縁起に曰く。宗像三女神初め室木(鞍手町)の六ヶ獄に御着、その後この地に留り給う。
この村において、神威輝耀を以って神興と号す。その後三所の霊地(田島、大島、沖ノ島)に御遷座あり云々とある。その三所に還り給える後も、この地にも御社殿厳かにして祭祀も盛んなりしとかや、
然れども何の頃にかや、兵乱に遭い御社も崩壊せしが、村民の「土一」と言う者に夢のお告げがあり小祠を営める。
その後、旱魃、凶作に祈願すれば、霊應ありとて隣村民力を合わせ石祠を建立す。
大正年間古瓦発見せられ、鑑定の結果延喜十一年(911)の銘あり、我国で二番めに古い瓦と解り、この神社の往時の壮大なるを偲ぶ。