香椎宮
鎮座地 福岡市東区香椎4-16-1
ご祭神
仲哀天皇
神功皇后
応神天皇
住吉大神
摂末社
武内神社
高阿神社
朽瀬神社
巻尾神社
稲荷神社
その他十数社
御由緒
祭神は仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、住
吉大神。3世紀頃、仲哀天皇は国の内外を平
定されるため、神功皇后とともにこの地に橿
日宮(カシヒノミヤ)を営まれました。当宮
はこの地で没した仲哀天皇の霊を、神功皇后
が祭られたのが、起源とされており、古くは
「香椎廟(カシイビョウ)」と称され朝廷や
人々の崇敬を受けてきました。また、享和元
年(1802年)に10代藩主黒田長順(ナ
ガヨリ)により少し縮小して再建された本殿
は(香椎造(カシイヅクリ)」と呼ばれ、そ
の優れた建築様式は国の重要文化財に指定
されています。
皇室国家の尊崇
香椎廟は、熊襲征伐のため仲哀天皇と神功
皇后が本営を置いたところで、仲哀天皇が新
羅を討てとのご神託を信じなかったために
急死した場所です。(日本書記)
従って、皇室の尊崇も厚く、本朝四ヶ所の
宗廟勅願所の一つとして、他の神社とはちが
い、天皇陵と同じ扱いを受けています。
代々の天皇陛下とのゆかりも深く、
明治前までは毎年不老水を京都御所まで届けたり、
逆に十年に一度は天皇陛下から直々にご先祖様へ
の貢物がとどけられる(勅使が来られる)という
伝統行事も行なわれていました。