鮭(さけ)神社
鎮座地 福岡県嘉麻市大隈543
御祭神 火々出見尊
(ホホデミノミコト、山幸彦)
豊玉姫命
(トヨタマヒメノミコト、妻)
葺不合尊
(フキアエズノミコト、二人の子)
鮭の遡上は産卵を伴うことから、鮭大明神は縁結び(良縁)にご利益があると云われています。
鎮座地は、遠賀川の上流嘉麻川沿いにあります。
鳥居には「寛政元龍次巳酉十二月吉祥日」と刻まれ、社殿の棟札には「宝暦三末年八月吉日」と書かれており、江戸中期から信仰されていたと考られます。
遠賀川の河口芦屋まで十余里、しかもその間にいせきが百以上あり、また水源までは二里に過ぎないこの地まで鮭が無事上ってくれば、その年は豊作であるという言い伝えがあります。
境内には、樹高30M,四方に広がる枝張の面積約41㎡、樹齢700年の楠が植えられています(嘉麻市指定天然記念物)。この楠は根元から二股に幹が分かれ、相擁立することから夫婦楠と呼ばれています。
境内神社
高木神社・大宰府天満宮・五穀神社稲荷神社・大神社・貴船神社
※一口メモ(関連観光地)
日々出見尊が海神の国から帰ってきて、上陸したとされる地・・鬼の洗濯(宮崎市青島)
日々出見尊が住んだとされる宮跡・・青島神社
豊玉姫命が葺不合尊を出産されたとされる地・・鵜戸神宮(日南市宮浦)
尚、初代天皇の神武天皇の父親が葺不合尊です。