金刀比羅神社(こんぴら神社)
鎮座地
福津市津屋崎町在自(あらじ)
御祭神
- 大物主神(オオモノヌシノカミ)
- 應神天皇(15代天皇)
- 仁徳天皇(16代天皇)
- 神功皇后(14代仲哀天皇の皇后)
- 大巳貴命(オオナムチノミコト)
- 少彦名命(スクナヒコナノミコト)
- 大海津美命
御由緒
宝永年間「1704~1711」に修験僧元海が天蓋(あまおい)山頂に大物主神を祭る。その子大澄が享保のはじめ讃岐から金刀比羅を勧請し相殿に祭る。後に孫の秀関が寛延年中に麓の今の地に移したと伝えられている。境内に「天蓋山古宮遥拝所」と刻まれた石碑がある。海上安全、五穀豊穣、無病息災を祈願する。
特殊祭事
玄界灘に面する津屋崎は、かって北前船などの寄港地として栄え「津屋崎千軒」とうたわれる程繁盛した。今も千軒通りの名が残り古い家並みが残る。毎年九月九日に神幸式があり、江戸期から360年以上続く黒田公入国の大名行列が田園地帯や津屋崎千軒地区を練り歩く。毛やりのやっこ衆や獅子舞、着飾った稚児たちが「清道」と書かれたのぼりを先頭に、笛や太鼓を演奏しながら往復6キロをゆっくり歩く。
境内神社
道祖神・厄神社・保食神社・貴船神社・須賀神社
参考: 神社由緒版・福岡県神社誌・筑前国風土記拾遺
日本の神様事典(川口謙二編著)