住吉神社

鎮座地  福岡市博多区住吉3-1-51(JR博多駅より徒歩約10分)

住吉の地名について筑前國続風土記巻之五によれば、「住吉社。住吉村にあり、延喜式神名帳に、筑前那珂郡に住吉の社三座とあり。住吉村は博多の南六町許にあり。住吉大神おはします。故に村の名とせり。」

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境内案内板 総面積8107坪

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ご祭神  ・住吉三神 (底筒男命(そこつつのおのみこと)  中筒男命(なかつつのおのみこと) 上筒男命(うえつつのおのみこと))  ・天照大神  ・神功皇后

住吉三神は『古事記』では黄泉の国からこの世に戻ったイザナギ命が、筑紫の日向(ひむか)の橘の小戸の檍原(あわきはら)で穢れをすすぎ清める禊をした時に生まれた神で水底でそそぐと底筒男命が、中ほどですすぐと中筒男命が、水面ですすぐと上筒男命が生まれたという。

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表参道二の鳥居と御神門

ご由緒(境内説明板他より)

住吉神社は『延喜式』(延長5年(927)に完成)の神名帳(じんにょうちょう)に明神大社としてその名が見える式内社で筑前国の一の宮、旧官幣小社でありました。

「・・・・當国の一宮住吉社とも見ゆ。いかなる世いかなる故ありて改められしにや。今ハ筥崎宮を以って一宮とす。」(筑前国続風土記拾遺巻之十)

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「官幣小社住吉神社」と刻された神社石柱。

平安時代には朝廷からの奉献を受けたことが記録に残され、古代から国家鎮護や船舶守護の神として信仰されてきました。また、中世には和歌の神としても敬われ、著名な連歌師である宗祇(そうぎ)法師は、文明12年(1480)の筑紫巡幸の途中、ここを訪れ、歌道上達を祈願しています。

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境内案内板

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境内観光用案内板(日本語・英語・中国語・韓国語)

神社 は現在、内陸に位置していますが、中世の終わり頃までは、博多湾がこの一帯まで大きく湾入しており、当時は河口に突き出した場所に立地していました。

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博多古図(境内掲示)
この博多古図は当住吉神社蔵の絵馬で鎌倉時代に描かれたものを江戸時代に筆写し明治になって奉納されたもの。西公園は荒津山といい、袖の湊は平清盛が築いたものと云われ今の呉服町付近あたり。この時代、天神、中洲、博多の大部分は海中にあったことになる。

此社今は村中にあれど、百余年前まで此社邊入海有て、斥(ひかた)ありしとかや。数十年前老人有て、其若き時、此地に猶干潟ありて、潮みちし事を見覺しといへり。(筑前國続風土記巻之五)

また、筑前名所図(會)には次のように記載されています。「郡中に那珂川流れて、水田多しといへども、深山すくなくして、美材ともし・・・」

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筑前名所図「住吉神社の図)

ご神徳(神社ホームページ)

ミソギハラエへの御出現の由来から「心身の清浄」を以てすべての災から身を護る神として古より広く信仰されています。また、つつのお(筒男)の「つつ」には星の意味があると云われ、航海、海上の守護神として厚い崇敬があります。

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表参道一の鳥居

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南門鳥居   延享年中に建立。国宝「蒙古襲来絵詞」にえがかれている。

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手水舎

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ご神門

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ご神門扁額

狛犬四体

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福岡県神社誌によると、「境内外に數多の摂末佛堂等を有し壯大を極めたるも、元弘建武嘉吉應仁以降海内乱れ、殊に博多の地は戦争の巷となり、遂に当社も荒廃に帰しぬ。慶長五年黒田長政入国以来、各社の荒廃を歎き、元和九年現在の神殿拝殿を再建し、天明中隋身門、瑞垣門、瑞垣、神楽殿等を再建せり」とあります。

 

社 殿(国指定重要文化財)

元和九年(1623)黒田長政公は白銀二千両と材木を寄進して社殿を再建し、三代光之公も社殿を修理されました。(神社パンフレット)

社殿は「住吉造」と云われ、神社建築史上最古の様式。柱・垂木・破風板は丹塗り(にぬり)、羽目板壁は白胡粉塗り。屋根は切妻の直線形、出入り口は直線型妻入式。社殿を改装・修理する御還宮が25年毎に行なわれ、最近では平成22年に行なわれた。(神社ホームページ)

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拝殿  入母屋造り銅板葺き、25坪

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本殿 間口二間、奥行き四間、住吉造り檜皮葺き。玉垣の外側からしか撮影出来なかった

 

御神木 一夜の松

永享の頃、社殿にさしかかった松が造営の邪魔になるので、切ろうとしたところ一夜のうちに真っ直ぐになった、と伝えられている。現存の松は何代目かの子孫。文明十二年(1480)連歌師宗祇がこの松に寄せた歌。

 「神垣の松にぞたのむ言の葉も  すぐなる道に立ちやなほると」

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境内神社

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恵比須神社(事代主命) 航海、漁業、幸運の神

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稲荷神社(宇賀之魂)商売繁盛

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右から 船玉神社 猿田彦大神 航路交通守護
志賀神社 綿津見三神 海洋守護
人丸神社 柿本人麻呂 芸能上達
菅原神社 菅原道真   学業上達

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少彦名神社  少彦名命  薬の祖神、万病回復、酒造神

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天津神社 伊弉諾大神  縁結び、開運、除災

 

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南門からの境内風景

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唐門  江戸時代後期の建造と考えられ、近代社寺建築として価値がたかい。【福岡市指定有形文化財】

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